2020年11月1日 第200回アコラジ放送後記



第200回「細身のシャイボーイのアコースティックラジオ」

構成作家の重倉による放送後記です。

 

「このラジオを一緒に作らせてください!」そう連絡を取ったのは2013年の12月。僕はとにかく焦っていました。

 

就職活動も全くせず、周りの友達から進路を聞かれても「放送作家になる」の一点張り。でも、その中身はというと空っぽ。事務所に所属する以外は何も決まっていませんでした。ハガキ職人として投稿していたものの、番組からお声がけいただくこともなく、4月からの仕事はゼロ。

 

憧れの放送作家にもうすぐなれるのに、4月から何も活動していないことが怖かったんです。そんな時「この人の作るラジオのお供をしたい!」と思ったのが、細身のシャイボーイでした。

 

当時、「久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンZERO」リスナーだった僕は「細身のシャイボーイ」という人物を知ります。

 

検索をかけてみるとYouTubeで自作の楽曲の合間に荒削りながらも面白いトークを一風変わったキャラクターで話す人物が細身のシャイボーイでした。

 

そこからは今回の放送で細身さんが語った通りです。

4月の時点で何か仕事をしてたいという下心もありつつスタートした放送作家人生で初めての仕事。当時は大学生気分が抜けず「自分自分自分…」

 

自分のことしか考えてなくて、何度も細身さんに怒られて…

アコラジを通して、すごく人間として成長させてもらいました。

アコラジオールスターズの方々やアコラジっ子と出会って…

今では仕事を一緒にしている方もいて…この6年で結婚してパパになって…

 

それがいつでも掘り起こせるタイムカプセルのように全部記録されているんです。最初から聴いてくださっているアコラジっ子は「全部知ってるよ!」とツッコミを入れていることでしょう。笑

 

細身のシャイボーイの人生が、重倉涼の人生が、アコラジオールスターズたちとの出会いが、アーカイブされているんです。

自分の人生は自分にしか歩めないわけで、代えが効かない唯一無二のPodcastです。

 

こういう表現をすると「大袈裟だな〜」と思う方もいるかもしれませんが、

僕はそう感じています。

 

数年後、娘たちがこのラジオに辿り着くかもしれない。

幼い頃の自分たちの声が聞こえてきて赤面するかもしれない。

その時にこの放送後記を読むかもしれない。

 

改めて思春期の娘たちに「アコラジってなんなの?」と聞かれたら僕は胸を張って「お父さんの放送作家人生で最初の仕事がこの仕事なんだよ。細身のシャイボーイって面白いでしょ?ちょっと変わってるけど。」と答えようと思います。

 

今後は月イチで配信していくことになりましたが、

番組でも掲げている「終わらないラジオ」であることは間違いありません。

 

今後とも「細身のシャイボーイのアコースティックラジオ」をよろしくお願いします。

想いを書いたついでに僕の目標を書いておきますね。

「地上波ラジオで細身のシャイボーイと仕事がしたい」

以上、節目を迎えた自分なりの思いをこの場を借りて書かせてもらいました。

アコラジっ子のみなさん、スポンサーのみなさん、6年間ありがとうございました!