幕末の話vol.0


幕末のことを真面目に考えることがある、定期的に。

たくさん本を読んで知識を増やすたびにクセになるからたまらない。

 

色んな想像をすると頭が刺激されて眠れなくなるくらい興奮するんだよ、これが。変態かね?

 

どんな想像かというと…

  • 自分が新撰組の屯所の旦那になる
  • 自分が沖田総司の小姓になる
  • 自分が高杉の代わりになって来島又兵衛を引き止める

とかが面白い。でもね、一番ワクワクするのは「自分が江戸時代に行って色んな人に耳打ちする」である。

 

大事なことは言わずに少しだけヒントをコソっと言いたいのだ。

「黒船っていうのは水蒸気の力を使ったタービン船なんだよ…」

「松蔭先生にちゃんと口止めしないと素直に全部しゃべっちゃうよ…」

「土方さん、国内でちっちゃな喧嘩して死ぬよりも、外国相手に暴れなよ…」

「竜馬さん、薩摩藩邸にお世話になろうよ…」

とかね。

 

そういうのは自分で想像するのは好きなんだけど、「もし竜馬が明治でも生きていたら…」みたいな小説を読むのは嫌いです。もしも…は自分で考えるから楽しいのだ!

 

今、大河の影響もあって幕末が注目されるようになって、維新の英雄たちの話をよく紙面やテレビで目にする。政治家もやたら竜馬を持ち出したり、例えに志士の名前を使ったりする。

 

でもね、時代が違うから文化が全く違うんだ。当時の仕事を現代に当てはめることは無理なんだ。平成の竜馬がどうなんて話すことは時間の無駄だと思うんだ。

 

だからね、もっと注目すべきことは「どの時代でも変わらないこと」だと僕は思う。

それはいくつかあるんだけど、僕は特に家族に注目している。

 

大物の志士の多くが愛妻家であることはきっと偶然じゃないだろうし、恋人・妻のことを思いながらも命を賭けて働く男の姿は美しい。

視点を少し変えてみると歴史は違う一面を見せてくれるから面白い。

 

まあここまでグダグダ長文を書いてみたが、要するに僕は武家の娘を妻にしたい。それだけだ(笑)

あと、服を着るのが面倒だから常に袴でいられるのも羨ましい。僕が幕末を好きなわけなんてそんなものだか、思いを馳せられるからこそ幸せな時代に生まれたことを感謝できるのだ。